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2011年9月 1日 (木)

主題 <マケドニヤの叫び>

聖書箇所 使徒の働き 16章    (2011年9月10日)

今日のみことば「ある夜、パウロは幻を見た。ひとりのマケドニヤ人が彼の前に立って、「マケドニヤに渡って来て、私たちを助けてください。」と懇願するのであった。」(9)

 パウロが第二次伝道旅行に出かけるとき、なぜテモテに割礼をしたのだろうか。ユダヤ人にも非難のない奉仕者として立てるためではないだろうか(3)。
 パウロたちはガラテヤまで来たが霊的な平安がなかったので、新しい神からの導きを受ける準備が必要だった。やがて神は幻を見せられた。<マケドニヤに渡ってきて、私たちを助けて下さい>という宣教への招きである。これから始まるヨーロッパへの宣教への道を開かれた。素晴らしい世界宣教をさらに前進させたのであり、地の果て(18)は、当時の一般的理解ではスペイン(ローマ16:)が目標である。この地の果てまでのさらなる一歩としてこの幻は大きな意味を持っている。
 マケドニヤとはギリシャの北に位置する。有名なアレキサンダー大王の出身地でもあり、ヨーロッパへの絶好の宣教の場所であった。神は私たちの教会に対しても、同様に宣教への招きを行っている。このマケドニアの叫びに耳をふさぎ、目を閉じてはならない。福音によらなければ救われることのないこの世界に、神は私たちに宣教せよとの御声を語られる。「前橋をキリストへ」との召命は、マケドニアの叫びへの応答であり、福音宣教は神の愛への服従である。