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2011年11月 3日 (木)

主題 <今は恵みの時、今は救いの日です> 

聖書箇所 コリント人への手紙第二 6章(2011年10月30日)

今日のみことば「神は言われます。「わたしは、恵みの時にあなたに答え、救いの日にあなたを助けた。」確かに、今は恵みの時、今は救いの日です。」(2)

 パウロはこれまで、自分の置かれてきた状況、神さまに取り扱われてきたことごとを率直に語ってきましたが、この6章以降はコリント教会の信徒の方々に勧めをしていきます。
 1節「私たちは神とともに働く者として、あなたがたに懇願します。神の恵みをむだに受けないようにしてください。」と勧めました。「神の恵みをむだに受けないように」という表現は、一見、コリントの教会の信徒たちに対して皮肉にも、失礼にも聞こえる表現であったかもしれませんが、しかし、パウロが伝えたかったことは、何よりも今キリストにあって救われているこの恵みを自覚し、この福音にふさわしく生きるように勧めたかったからでした。12節に「あなたがたは、私たちの中で制約を受けているのではなく、自分の心で自分を窮屈にしているのです。」と指摘されているように、コリント教会内にあった問題は、キリストの福音以外に、異教やさまなざな習慣を取り入れていくというものであり、それを主張し、さばきあい、本来のキリストの福音そのものを変えてしまうようなまでに愚かな論争がありました(15)。
 パウロは改めてキリストにある救いの恵みを確認し、キリストにあって生きるというキリスト者の根本的姿勢を確認するように勧めました。それが「神の恵みをむだに受けないように」という勧めであったのです。キリストの贖いはすべての人のためになされた御業であり、この恵みは多くの人と共に分かち合われるものであることを今日に私たちも覚えたいと思います。この救いの恵みを私の隣人と共に分かち合うことができるように、共に「恵みの時、今は救いの日です。」と言うことができる歩みとなることができるように祈っていきたいと思います。