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2011年11月23日 (水)

主題 <新しい人として生きる> 

聖書箇所 コロサイ人への手紙 3章(2011年11月25日)

今日のみことば「新しい人を着たのです。新しい人は、造り主のかたちに似せられてますます新しくされ、真の知識に至らせるのです。」(10)

 3章1~4節では、キリストにある者に与えられる新しい人生の目的について語られています。私たちは、地上にありながら天に属する者として、神の栄光を待ち望む者として歩んでいくように勧められています。そのために必要なのが、古い人を捨てること、かつての悪しき習慣、価値観を捨てて、罪を悔い改めて(3:5~9)、新しい人を着る、つまりはキリストにあって神のかたちにふさわしく整えられていくことを求めていく歩みをしていくこと、キリストにあってきよめられていく歩みをしていくように勧めました。(ローマ6:11~12、7:6など参照)。
さらに、パウロはキリストにあって歩む新しい人の歩みの特徴について語りました。第一に、新しい人の交わりは人種、地位による区別、差別のない交わりでなくてはならないことを教えました。人間が中心の交わりは他との比較に終始しやすいのですが、キリスト、神を中心とした交わりは神が愛された人という視点をもった交わりとなります。第二に、豊かな品性と赦し合い受け入れあう交わりでなくてはならないことを教えました。キリストのうちに見られた品性と十字架にて表された姿に学ぶことから始めていくように示されました。第三に、新しい戒めとして愛を中心とした交わりとなるように勧めました。すべてのことにおいて愛にまさることはないことを覚え、私たちの交わりも豊かなものとなるように祈っていきたいと思います。
最後に、15~17節にて、パウロは神を礼拝するという歩みという視点から教えています。第一に、キリストの平和が心を支配するように勧めています。この平和は積極的な意味で求められ、あらゆる場合に平和を持続していくことを言っており、これは礼拝者の土台であることを教えています。第二にキリストのことばを心に住まわせるように勧めています。絶えずみことばに聞き、そのみことばが心の内にとどまるように、聖霊の働きの中で導かれていく重要性を教えています。第三に、キリストの御名によって行うように勧めています。交わり、祈りなど何事においても主の御名によって交わりを築き、御名によって祈るということの重要性を教えています。私たちが主を礼拝するにふさわしく整えられていけるように祈りましょう。