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2011年12月24日 (土)

主題 <御子は人であり、神なるお方> 

聖書箇所 へブル人への手紙 1章 (2011年12月19日)

今日のみことば「御子は神の栄光の輝き、また神の本質の完全な現われであり、その力あるみことばによって万物を保っておられます。また、罪のきよめを成し遂げて、すぐれて高い所の大能者の右の座に着かれました。」(3)

 今年のアドベントの時期に、へブル人への手紙を共に読み進めていくことができ幸いに思っています。へブル人への手紙のキーワードは「御子」であり、救い主イエスはどのようなお方であるかを良く示し教えてくれる書簡である。降誕されし御子イエス・キリストを覚えながら読み進めていきたい。
1章では、御子が父なる神と共に宇宙を創造された方であることについて、2節、10節で言われている。さらに、3節では、父なる神と御子なる神の関係について、「神の本質の完全な現われ」と言われており、神なる方が御子と同一の方であり、神ご自身の本質を持たれたお方として言われている。
また、1章では御使いについて言われている。これはユダヤ人が御使いについて重要と考えていたことを伺わせるが(ガラテヤ3:19、使徒の働き7:38など)、御子は人となられ、十字架の死にまでも従われる仕える方として来られたお方であることに触れ、御使いと御子と同等ではないことを強調している(5-8、13、14)。
クリスマスの記事を振り返ると、御父は御使いガブリエルを遣わされて、マリヤに御子なる神の誕生を告げられた(ルカ1:30~35)。そして、イエスご自身は、「わたしと父とは一つです」(ヨハネ10:30)と言われて、ご自分が神であること証言されました。確かに、御使いはメシヤ来臨を告げるのみで、重要なのは、御子は神であり、この御子の来臨こそが重要であり、救いそのものの現われであることを覚えなくてはならない。
私たちは、御子をどのようなお方であると告白するだろうか。主は、完全な人として、御父と一つであることを確認することのできる神として、御父と私たちを近づけて、私たちを御父のものとすることができる方である。そして、十字架の死によって私たちの罪の罰を取り除く道を開かれたときに実現した方である。
今日、御子を本当に知り、主と告白するものとならせて頂きたい。