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2012年4月 2日 (月)

主題<パロの夢を解き明かす>

聖書箇所 創世記 41章    (2012年 3月31日)

今日のみことば「そこでパロは家臣たちに言った。「神の霊の宿っているこのような人を、ほかに見つけることができようか。」」(38)

 パロは、夢を見た。その一つは、彼がナイル川のほとりに立っていたとき、七頭の肉づきの良い雌牛が上がって来て草をはんでいたが、その後から上がって来た七頭の醜いやせ細った雌牛が、よく肥えた七頭の雌牛を食い尽くした、というものであった(1~4)。もう一つは、七つの肥えた良い穂が出て来たが、後から出て来た七つのしなびた穂が、肥えて豊かな七つの穂をのみこんだ、というものであった(5~7)。
パロの見た夢を、解き明かすことができる者が見当たらず、そこで献酌官長に思い出されたヨセフが監獄から連れ出され、パロの前に出た(14)。
ヨセフは、パロの見た夢の内容を聞いて、その夢を解き明かした。それは、エジプト全土に七年間の大豊作が訪れ、そのあとに七年間の飢饉が起こるというものであった(25~31)。それ故、この地が飢饉で滅びないために、豊作の七年間に食糧を集める行動をただちに起こすようにと、ヨセフはパロに進言する(33~36)。その結果、何とヨセフは、エジプト全土を支配する地位を与えられた(41-43)。
 ヨセフは監獄の中にあっても、晴れて監獄を出てパロの前に立っても、少しも変わらなかったことがある。それは、神がヨセフと共におられ、主にある豊かな交わりが保たれていたことであり、夢の解き明かしも神のなさることであることを明言している。信仰を見失わず、主に仕えている者として歩んであることを証ししていた。
 私たちも主の栄光を証しする者として今日を歩ませて頂きたい。