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2012年4月 2日 (月)

主題 <だまされた痛みを知るヤコブ> 

聖書箇所 創世記 29章   (2012年 3月 19日)

今日のみことば「朝になって、見ると、それはレアであった。それで彼はラバンに言った。「何ということを私になさったのですか。私があなたに仕えたのは、ラケルのためではなかったのですか。なぜ、私をだましたのですか。」」(25)

 家族と離れ、ヤコブは一人旅を続け、やっと叔父ラバンのもとに辿り着いた。ヤコブはラバンに迎えられ安堵し、さらには娘のラケル好意を寄せていくようになる。
 しかし、ラバンはヤコブと共に過ごしていくうちに、ヤコブが娘ラケルに好意を寄せていることを利用しようと計画していくようになる。
 ラバンはヤコブに娘のラケルと結婚するために、ヤコブがラバンの下で7年間働くことを約束した。愛の力は強い。彼には七年が数日のように思われた(20)。
約束の通り、7年間を経て、ラケルとの婚宴を終え、翌朝起きると、隣にいたのは姉のレアであった。ラバンはラケルを妻とするためにさらに7年働くように言った。これはラバンの計略であった。ヤコブはこの提案を受け入れるしかなかった(30)。
かつて、エサウやイサクを欺いた者が、ラバンに欺かれたのである。ヤコブにとっては、欺かれる痛み、自らの愚かさを経験する、後半の七年であっただろう。
今日、自分の利益優先的な考え方がしばしば人を欺き、傷つけてしまっていることがあるのではないだろうか。人をだます、欺くことの痛みを知らないでしまっていることはないだろうか。私たちの人間関係が欺きに終わらないように、誠実な人間関係を築いていけるように祈りましょう。