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2012年5月10日 (木)

主題<起こしてやりたくなくても> 

聖書箇所 出エジプト記 23章  (2012年 5月 5日)

今日のみことば「あなたを憎んでいる者のろばが、荷物の下敷きになっているのを見た場合、それを起こしてやりたくなくても、必ず彼といっしょに起こしてやらなければならない。」(5)

 1~9節は約束の地に入った後に、どのような生き方をして主をよろこばすべきかが記されている。むかしの生活をそっくり再現して生きるわけではないが、その原則、方法を学ぶことが大切である。
 人間はどうしても中立でいられないし、権力者に傾いたり、逆に弱者の側ばかりについてしまう。どんな状況の時にも神を第一として問題に対処するようにと考える、ということをいつも生きていきたい。
 ところで4~5節には敵であっても困った状況を見た時には助けにゆく、援護していくことを命じている。『なければならない。』というのです。とてもおもしろい真実に迫った表現ですね。『あなたを憎んでいる者のろばが、荷物の下敷きになっているのを見た場合、それを起こしてやりたくなくても、必ず彼と一緒におこしてやらなければならない。』とある。起こしてやりたくない、という表現を聖書の中に残しておられる。
 第1に神様は人の心の思いを見通す方であるとともに、深い同情を持っておられることがわかるだろうか。
 第2に、敵や憎しみあう相手に対して、憎しみではなくして、愛によって勝てと命じている。それでこそ神の子である。
 第3に神様の恵みが底流にしっかりと流れていて、もろい私たちをカバ-してくださることを言外に読み取れる。
<祈り>主よ。私の弱さを深く理解し助けてくださること感謝します。憎しみに生きるのではなく愛によって生きられるように今日も導いてください。アーメン