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2012年7月27日 (金)

主題<神の御声に聞き従うことの祝福>

聖書箇所 申命記 4章      (2012年 7月28日)

今日のみことば「あなたの神、主は、あわれみ深い神であるから、あなたを捨てず、あなたを滅ぼさず、あなたの先祖たちに誓った契約を忘れない。」(31)

 25~31節は、一つの仮定として語られているが、後にこれがイスラエルの歴史において事実となった。それは、アッシリヤ捕囚であり、またバビロン捕囚であった。
 しかし、あわれみ深い神は、罪を犯した民を捨て去ることなく、悔い改めて立ち返る機会を備えておられた。それは、先祖たちに誓った契約のゆえであった(31)。人間同士の契約ならば、一方が破れば契約は無効となる。しかし、神が与えてくださる契約は、神ご自身が真実であられるので、いったん結ばれると最後まで全うされるのである。私たちは、このような神の恵みによって、救われ歩むことができるのである。
 32~40節には、神によって選ばれたイスラエルが、いかに多くの特権にあずかっていたかが示されている。たとえば彼らは、「火の中から語られる神の声」を、直接に聞いたのである(33)。
 神の偉大なみ力は、何よりも「出エジプト」の出来事に、明確に現された(34)。それゆえにイスラエルは、「主だけが、神であって、ほかには神はない」ことを、自らが知るとともに、他の人々に証しする責任があった。
 40節には、主のおきてと命令を守る者への祝福が告げられている。私たちは、「心に留めなさい。………王のおきてと命令を守りなさい」とあるように(39、40)、特権にあずかっているということは、その一方で大きな責任を課せられていることを忘れてはならないのである。