« 主題 <エドムとモアブへの主の憐れみ> | メイン | 主題<神の御声に聞き従うことの祝福> »

2012年7月27日 (金)

主題 <信仰の継承>

聖書箇所 申命記 3章      (2012年 7月27日)

今日のみことば「私は、そのとき、ヨシュアに命じて言った。「あなたは、あなたがたの神、主が、これらふたりの王になさったすべてのことをその目で見た。主はあなたがたがこれから渡って行くすべての国々にも、同じようにされる。」(21)  

3章前半には、ヨルダン川の東に相続地を得たルベン、ガド、マナセの半部族に対する命令が、後半には、モーセの後継者のヨシュアのことが記されている。
 18~20節に書かれている、この命令により、彼らの信仰は試された。彼らは、自分たちさえ良い土地を与えられれば、それでよしとすることは許されなかった。まだ約束の地を獲得していない部族のために、共に戦う必要があった。その場合、自分たちの妻と子どもたちを、与えられた町に残していくには(19)、強い信仰が求められた。命令と約束を与えられた主を、彼らが信じきることができるかどうかにかかっていた。信仰の真価は、多くの場合に、困難に直面して問われるものである。
 モーセは24~25節にあるように、自らが約束の地に入ることを求めたが、その願いは聞き入れられなかった(26)。その代わりに、ピスガの頂上から、かなたに広がる約束の地を見ることを許された。
 神はモーセに代わって、彼の従者であったヨシュアを、約束の地へ民を導き入れる指導者として立てられた(28)。ヨシュアは、モーセと比べれば若い指導者である。だから、モーセはヨシュアに命じ、彼を力づけ、励ます必要があった。
 ヨルダン川を共に渡る二部族半も、若い指導者ヨシュアも、信仰においてさらに成長することが求められた。信仰が成長するための一つの秘訣は、神の素晴らしいみわざを、目でみて確認することではないだろうか(21)。