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2012年7月 2日 (月)

主題 <きよめの宣言> 

聖書箇所 レビ記  14章    (2012年 6月 5日)

今日のみことば「祭司は、土の器に入れた湧き水の上で、その小鳥のうちの一羽をほふるよう命じる。」(5)

 病からのきよめを宣言するのは、祭司であった。旧約の時代の祭司は、やがておいでになる、本物の大祭司である、主イェスーキリストの型(タイプ)であった(ヘブル4:14~15)。祭司は、病人を診るために、自らが宿営を出て、病人の元に向かった(3)。同じように主イエスは、罪の中にもがき苦しんでいる人々の元に来て下さったことを思い起こす。祭司は、病気を癒すのではなく、病人の病が、すでに治っているかどうかを判断し、治っている場合には「きよい」と宣言し、きよめの儀式を行なった。
 祭司は、二羽の生きている小鳥を準備し、一羽を土の器に入れた湧き水の上で、ほふった。次に、生きている小鳥を、ほふった鳥の血の中に浸した。その者をきよいと宣言した後に、生きている小鳥を野に放った(4-7)。殺された小鳥は、私たちの罪を背負って死んでくださったキリストを、また野に放たれた小鳥は、復活されたキリストを、あるいは、今や病から解放された人を、象徴しているかのようである。
 八日目には、祭司は罪過のためのいけにえと、罪のためのいけにえと、全焼のいけにえをささげた(13)。また罪過のためのいけにえの血を取り、きよめられる者の右の耳たぶと、右手の親指と、右足の親指に塗った(14)。同様に、油も同じ箇所に塗った(28)。
 レビ記を見ていくとき、改めて私たちの罪のためにいのちをささげてくださったキリストの御業を思い起こさずにはいられない。主イエスが十字架においてあがいなをなして下さったことに心から感謝をささげたいと思います。