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2013年1月16日 (水)

主題 <高慢と謙遜>

聖書箇所 列王記第一  12章  (2012年12月21日)

今日のみことば「彼はこの長老たちの与えた助言を退け、彼とともに育ち、彼に仕えている若者たちに相談して、……」(8)  

 ソロモンまで続いたイスラエル王国が危機にさらされて来ます。王位をついだ若い王レハブアムはまず直面した国家の問題、すなわち税のありかたに取り組むことになります。父ソロモンは、ぜいたくを尽くしたので、国家財政は破綻をきたしていたためです。
 この国家の問題を解決するために、はじめに父ソロモンに仕えた長老に相談します。彼らのすすめは、謙遜に仕えるようにとさとされます。しかし、彼はその意見を退けてしまいます。
そして、レハブアムに何でも言うことをきき、自分に仕える若者に相談をし、彼らの考えを実行します。
 ここに、人間のだれでも陥りやすい問題がある。それは高慢ということです。高慢と無知は、王という立場にあるという誇りとなり、へりくだることを拒否し、長老たちの進言を棄てさせたのです。
 教会の問題にしても、霊的な根本の姿勢は、謙遜ということです。人がある立場を確保すると、以前のように自分をむなしくすることができなくなる危険があります。このために、その人を不幸にしてしまいます。ついに争いと分裂に至ることがあるのです。

<祈り>主よ。自分の思いをやり遂げる誘惑から救い出してください。いつも、主のみ思いがなされるように心を支配してください。