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2013年1月16日 (水)

主題 <正しく治める者に>

聖書箇所 サムエル記第二  8章 (2012年11月23日)

今日のみことば「ダビデはイスラエルの全部を治め、その民のすべての者に正しいさばきを行なった。」(15)  

 ダビデの統治は充実し、安定するようになった。しかし、彼の戦いにおける連勝の秘訣は、彼自身の才覚にではなく、その背後にあって働かれる主の御力にあった。「主は、ダビデの行く先々で、彼に勝利を与えられた」と繰り返し語られている(6、14)。
 彼は、西のペリシテ人を打ち(1)、東のモアブを打ち(2)、北のツォバの王と、アラムを打ち(3-5)、南のエドムに勝利を収めた(13)。彼らはダビデのしもべとなり、貢物を納める者となった。「ハマテの王トイは、ダビデがハダデエゼルの全軍勢を打ち破った」と聞いて(9)、「その子ヨラムをダビデのもとにやって、安否を尋ねさせ、……祝福のことばを述べさせた」(10)。ヨラムは、ダマスコのさらに160キロも北方からダビデを訪ねて来たが、その手には、銀、金、青銅の器が携えられていた。そのようにしてダビデは周囲の国々を征服し、アラムとエドムには守備隊を置いた。ダビデが王となってからは、周囲の国々から攻められることなく、むしろ貢物の使者を迎える国になった。ダビデは、征服したすべての国々から取った銀や金や青銅を「主に聖別してささげ」、私腹を肥やすことはしなかった(11)。
 「ダビデはイスラエルの全部を治め、その民のすべての者に正しいさばきを行った。」(15)とあるように国内にける統治の組織が整えられ、ヨアブは軍団長、王と民の意思の疎通を助ける参議にヨシャパテ、祭司はエブヤタルの子アヒメレクに、ツァドクが加えられた。
 ダビデはその王権を私腹に肥やすのではなく、主のために、民のために存分に用いました。ダビデの姿にゆだねられた責任を果たすものの模範を見るのではないでしょうか。