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2013年7月 3日 (水)

主題 <不信の罪>

聖書箇所 歴代誌第二   28章  (2013年3月23日)

今日のみことば「アッシリヤの王が彼を悩ましたとき、このアハズ王は、ますます主に対して不信の罪を犯した。」(22)

 アハズ王は主の目にかなうことを行なわず、北王国イスラエルの王たちの道に歩んだ。また彼は、国が外敵によって不安定になった際、大国アッシリヤに助けを求めた(16)。彼はアッシリヤヘの貢ぎ物を自らの財産から準備するよりも、神殿の宝物を取り出した(21)。また、アハズ王については、「不信の罪」という評価が繰り返されている(19、22)。アハズは、強い国の偶像の方が、真の神より優れていると考えた(23)。彼は自分が望む成功、勝利をもたらすものこそ信頼できると考え、大国を頼り、自分たちに大きな打撃を与えたダマスコの神々を頼った。
しかし、本章には民が神の御前で自らを省みていたこと、特に北イスラエルの民の信仰の姿がある。南王国の民は、北王国ぺ力の軍隊により、多くが殺され捕虜となった(6-8)。彼らは、本来ならば北王国の奴隷になり、財産になるはずだった。ところが、預言者オデデと、エフライム族のかしらたちが、南ユダの人々を奴隷にしてはならないと勧告し、南ユダの捕虜を非常に丁重に扱った(9-15)。同じ民族ではあったが当時は南北に分裂した国々のゆえ、この扱いは通常では、ありえない。奴隷や財産が増えれば、国として喜ばしいが、北王国の民は自らの益よりも、神の御前での自らのあり方を求めた。王たちは、南も北も、主の道に歩んでいなかったが、民の中には神への畏れを失っていない者が多くいたことが分かる。
いつの時代にも、主に従おうとする者を主は用いて下さる。主に不信の罪を重ねることがないように歩まなければならない。