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2014年6月15日 (日)

主題 <賛美の勧め>

聖書箇所  詩篇 47篇      (2013年7月30日)
 
今日のみことば「まことに、地の盾は神のもの。神は大いにあがめられる方。」(10)

 この詩篇は新年の歌として、イスラエルの民により、祭りを告げる角笛の前に、7回繰り返して歌われた。詩の内容は、神への賛美の勧めであり、招きである。
1節に「すべての国々の民よ」とあり、神への賛美は、あらゆる国々の民に呼びかけられている。神への賛美には、イスラエルの民だけではなく、全世界の人々が招かれている。そして特に、「神の民として集められた」信仰者に(9)、賛美が呼びかけられている(コロサイ3:16参照)。
また、「手をたたけ。喜びの声」「角笛の音」(1、5)などのように、賛美の表現、手段や方法は多様である。ここでは、手や声、また角笛などの楽器も用いられている。また、賛美の表現、方法には、それぞれの国民性や文化的背景も深くかかわっている。ただ「巧みな歌」で賛美すべきである(7)。そのためには、互いに訓練される必要もある。賛美の内容を理解していないなら、単なる音声、騒音、雑音でしかないのかもしれない。また、単に私たちの感情を高揚させ、集いを盛り上げる手段のためであるなら、それは「賛美」とは異なるものと言わなければならない。
また、「まことに神は全地の王」(7、2)とあり、神は、王、国々の支配者、王の王、主の主であられる。すべての国々の民に賛美が呼びかけられているのは、神が賛美を受けられるにふさわしいお方だからである。
私たちの賛美が主に向けられたものであり、主にささげられるものでなくてはならないことを覚え、感謝し、主を賛美する一日を過ごしていきましょう。