主題 <主に栄光を帰せよ>
聖書箇所 詩篇 29篇 (2013年7月12日)
今日のみことば「力ある者の子らよ。主に帰せよ。栄光と力とを主に帰せよ。 御名の栄光を、主に帰せよ。聖なる飾り物を着けて主にひれ伏せ。」(1-2)
ダビデは、栄光を主に帰するようにと呼びかけている。特に地の「力ある者の子」たちに呼びかけている(1)。ダビデ白身が、単なる詩人ではなく、王であり戦士であり、イスラエル王国を確立した人物なのである。彼は、多くの隣国と戦って勝利しなければならなかった。しかしそのような王であるダビデが、自分自身に栄光を帰することは求めずに、地のすべての者に、主に栄光を帰するようにと呼びかけているのである。
ダビデは、彼を勝利に導いた神が、自然をも支配しておられるお方であることを告白している(3-9)。「主の声」とは雷鳴のことであろう(3)。それは、杉の木をも引き裂く(5)。その恐ろしさは、動物に産みの苦しみをもたらすほどである(9)。「火の炎」とは稲妻のことであろう(7)。それら自然界のすべては、神に栄光を帰している(9)。私たちも、このように偉大なる主を恐れつつ、主に栄光を帰するのである。
「大洪水のときに御座に着かれた」というのは(10)、天地創造の時から主が王座に着かれていたことか、あるいはノアの洪水の時に、神がさばき主であられたことを示すのであろう。この偉大なる恐るべき主が、契約の民には力を与えてくださり、また平安をもって民を祝福してくださるお方であることを忘れてはならない(11)。
私たちもすべてのことは主にあって与えられ、導かれ、守られていることを覚え、自らを誇るのではなく、祝福して下さる主に栄光を帰して歩む者となりましょう。