主題<かおりの高い香をたく>
聖書箇所 出エジプト記 30章 (2012年 5月12日)
今日のみことば「アロンはその上でかおりの高い香をたく。朝ごとにともしびをととのえるときに、煙を立ち上らせなければならない。」(7)
香りのための壇を作り、贖罪をするしかたが述べられている。いくつか気付く点を上げて見よう。『朝ごとにともし火を整えるときに、煙を立ち上らせなければならない。』とある(7節)。香りが神への祈りであるとすれば、朝ごとにささげられる祈りこそ『主の前の常供の香りのささげ物』(8節)としなくてはならない。しかも神様が祈りを求められているのです。いやそれ以前に人間の側がもっと祈りの必要を、祈ることの祝福を知らねばいけない。神さまとの交わりの時間を聖別しよう。
15節には、『あなたがた自身をあがなうために、主の奉納物を納めるとき、富んだ者も半シケルより多く払ってはならず、貧しい者もそれより少なく払ってはならない。』と教えている。各自の罪のあがないのためには等しいあがないの銀を納める。そこに富める者と貧しい者の差別がない。ロ-マ書3章にはすべての人が罪を犯し、義とされる点でも何の差別も設けられていない。
32節には『この割合で、これと似たものを作ってはならない。』とあり、聖別することにおいて人が似たような注ぎの油を作ってはならない。
後に、聖なる火をたくべきところに異火をたき、神に裁かれた人物がいた。人間が聖なる神様へのささげものもまた、疑似宗教に陥ってはならない。多くの異端への戒めである。
<祈り>主よ。常に山の上で示されたかたちに従ってモ-セが形作りましたように、自己満足のためではなく、あなたのみこころにいきるようにささせてください。アーメン